E-E-A-Tとは?SEO対策に欠かせない4つの指標を徹底解説

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2025.06.27

E-E-A-Tとは?SEO対策に欠かせない4つの指標を徹底解説

E-E-A-Tとは?SEO対策に欠かせない4つの指標を徹底解説

近年のGoogle検索アルゴリズムでは、単なるキーワードの出現頻度やリンク数よりも、「その情報を誰が・どのように伝えているか」が重視されています。その評価基準の中核にあるのが「E-E-A-T」です。

今回は、E-E-A-Tの概要から、それぞれの要素の意味、具体的な対策、そして「YMYL」との関連性をクリニックホームページ向けに解説します。

E-E-A-Tとは?

「E-E-A-T」とは、GoogleがWebサイトやコンテンツを評価するために使用する、以下4つの要素の頭文字を組み合わせたものです。

  • Experience:経験
  • Expertise:専門性
  • Authoritativeness:権威性
  • Trust:信頼性

これらは、Googleが公表している検索品質評価ガイドライン(Search Quality Evaluator Guidelines)にも明記されており、特に医療、法律、金融といった「人々の人生や健康に影響を及ぼす領域」では極めて重要な評価基準とされています。
そのため、E-E-A-Tを意識した、質の高いコンテンツを制作することがSEO対策の一つになります。

関連記事:SEO対策とは?内部対策と外部対策をわかりやすく解説

E-E-A-TとE-A-Tの違い

もともとは「E-A-T(専門性・権威性・信頼性)」という3要素で構成されていましたが、2022年12月のガイドライン改定により「Experience(経験)」が加わり、E-E-A-Tに拡張されました。

これにより、Googleは単に理論的な知識や資格だけでなく、実体験に基づく情報をより重視するようになりました。
たとえば、ある治療法についての説明を行う際、医師としての知識(Expertise)だけでなく、実際にその治療を自ら行った経験(Experience)があることで、情報の説得力が高まり、評価されやすくなります。

なぜE-E-A-Tが重要なのか?

Googleは「ユーザーにとって有益で信頼できる情報を上位表示する」ことを検索の原則としています。
E-E-A-Tが高いと判断されたページは、Googleの検索結果で上位に表示されやすくなり、ページ滞在時間の改善や、被リンク・シェアの増加も見込めます。
逆にE-E-A-Tの欠如したページは、順位が下がる、あるいはインデックスから除外されることもあります。

特に医療や健康情報を扱うサイトでは、「誤った情報によってユーザーの健康を損ねる可能性」があるため、E-E-A-Tの評価がシビアになります。

Experience(経験)とは?

Expertise (専門性)は、執筆者がその分野についてどれだけの知識やスキルを持っているかを示す指標です。
医療に関するページであれば、医師本人が監修・執筆していることが強い評価ポイントになります。

クリニックホームページの場合は、下記のポイントをおさえると専門性の評価向上につながります。

  • プロフィールページに資格や専門分野を明記する
  • 疾患や治療法の解説記事を定期的に更新する
  • 記事の監修医を明記する

Authoritativeness(権威性)とは?

Authoritativeness(権威性)は、Webサイトがその分野で「他者からどれだけ認められているか」という社会的評価の指標です。
著者やホームページに掲載されている情報が、専門機関や公的機関からも信頼されているかどうかが問われます。
評価を上げる例として、下記があります。

  • 医療系ポータル・学会サイトなどからの被リンク獲得
  • 師が執筆した書籍・論文・講演などの紹介

Trust(信頼性)とは?

Trustは(信頼性)、すべての要素の中核とされ、サイトや情報の全体的な信頼度を意味します。 
これまでに紹介した、Experience(経験)Expertise(専門性)Authoritativeness(権威性) などから信頼性を判断します。 
また、下記の項目も信頼性を高めるポイントです。 

  • SSL化(HTTPS対応
  • プライバシーポリシーや利用規約の整備
  • Googleビジネスプロフィールの充実
  • 法人・運営情報の明記
  • 定期的な情報更新

YMYLとの関係

「YMYL(Your Money or Your Life)」は、ユーザーの人生や健康、経済、安全に重大な影響を与える情報(医療・美容・金融・法律などの分野)を指し、Googleのガイドラインにおいて特別なカテゴリとされています。

そのため、YMYLとE-E-A-Tは密接に関係しており、「YMYL分野ではE-E-A-Tが強く求められる」という構図になっています。 
クリニックのホームページは健康や命に関わる情報を含むため、YMYLに該当し、特に厳しい基準でE-E-A-Tを適用されます。 
 E-E-A-T対策が不十分な場合は検索順位が著しく低下するリスクがあります。

まとめ

医療やクリニックのホームページのSEO対策には、単なるキーワード最適化だけでなく、「誰が・どんな経験や実績で・どう語っているか」というE-E-A-Tの視点が不可欠です。

とくにYMYL領域に該当する医療情報は、信頼性・専門性の担保がなければ検索結果から除外されるリスクもあるため、今回紹介した各要素を意識しながら、ホームページを見直してみてください。

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