SEO対策とは?内部対策と外部対策をわかりやすく解説

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2025.05.22

SEO対策とは?内部対策と外部対策をわかりやすく解説

SEO対策とは?内部対策と外部対策をわかりやすく解説

クリニックのホームページを活用して集患を強化したいと考えている方にとって、欠かせないのが「SEO対策」です。
インターネットで病院を検索する患者様が増えている現在、Google検索で上位に表示されるかどうかは、集客成果に直結します。

SEO対策には大きく分けて「内部対策」と「外部対策」があり、どちらも基本を理解したうえでバランスよく実施することが求められます。
サイト内の構成やコンテンツを整える内部対策、そして外部サイトからの信頼を獲得する外部対策を正しく行うことで、Googleから高く評価されるWebサイトへと育てていくことが可能です。

この記事では、SEOの基本的な考え方から、内部対策と外部対策の具体的な内容まで、クリニック運営に役立つ視点でわかりやすく解説します。

SEO(検索エンジン最適化)とは?

SEOとは、「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の略です。
つまりSEO対策とは、Googleなどの検索エンジンで特定のキーワードが検索された際に、自社のWebページがより上位に表示されるよう、サイトの構造や情報内容を調整・工夫する取り組みのことです。

簡単に言えば、Googleなどで「〇〇市 内科」や「子ども 歯医者」と検索された際に、患者様に自院のホームページを上位に表示させるための工夫を行うことを指します。

SEO対策は、Web上での集客活動において非常に重要な施策のひとつです。
というのも、検索結果で上位に表示されたページは多くの人の目に触れやすく、結果としてアクセス数の増加や、問い合わせ数の向上に繋がるからです。

検索順位を決定するのは、検索エンジンが使用している自動プログラム(クローラーやアルゴリズム)です。
これらはページの品質やユーザーにとっての有用性など、複数の要素をもとに評価を行い、表示順位を決めています。
したがって、評価基準を無視して作成されたページは「価値の低いコンテンツ」と判断され、上位に表示されることは難しくなります。

一方で、検索エンジンの仕組みに沿って正しく対策を施せば、検索結果で上位を獲得することが可能です。
そして一度上位に定着すれば、広告費をかけずとも安定した集客が見込めるという大きなメリットがあります。

このようにSEO対策は、Webマーケティングにおける重要な土台の一つとして、多くのクリニックで積極的に取り入れられているのです。

Google検索で順位が決まるまでの仕組み

SEO対策を行う上では、Googleの検索結果にどうやってページが表示されるのかを理解しておくことが大切です。検索順位は、主に以下の3つのプロセスを経て決まります。

Web上のページを見つけ出す「クローリング」

まず最初に行われるのが「クローリング」という作業です。これは、クローラーと呼ばれるGoogleのロボットが、Web上のサイトを自動で巡回し、ページの内容を収集していく工程です。
もしクローラーがページを見つけられなければ、そのサイトは検索結果に表示されません。つまり、「Googleに見つけてもらえる状態を作ること」が、SEOの第一歩になります。

情報を整理してGoogleに登録する「インデックス」

クローリングされたWebページの情報は、Googleのデータベースに分類・登録されます。
これをインデックスと言います。
ただし、すべてのページが必ずインデックスされるとは限りません。
ガイドラインに違反した内容や重複コンテンツや低品質な内容が含まれる場合、Googleがそのページを価値のある情報と判断せず、インデックスされなかったり、評価が低くなる場合があります。
そのため、ガイドラインに沿った、読み手にとって有益なコンテンツを作成することが、SEO対策の基本となります。

順位を決める「ランキング」

インデックスされた情報は、ユーザーが検索したときに、Googleのアルゴリズムによって評価・順位付けされます。この段階が、いわゆる「検索順位」の決定です。
Googleの評価基準は非常に多岐にわたり、ページの専門性・信頼性や、コンテンツの鮮度など200以上の要素があるとも言われています。しかし、その詳細はすべて公表されているわけではありません。
クリニックのホームページであれば、診療内容・医師紹介・アクセス情報などを正確かつ丁寧に掲載することが、検索エンジンにも患者様にも高く評価されるポイントです。

SEOの内部対策と外部対策

SEO対策を効果的に進めるためには、「内部施策(サイト内の改善)」と「外部施策(サイト外の評価向上)」の両方に目を向ける必要があります。
ここでは、SEOの基礎となるそれぞれの要素について解説します。

内部施策

内部施策とは、Webサイトの構造やコンテンツをGoogleやユーザーにとって分かりやすく最適化することを指します。以下の3つの視点が重要です。

オンページSEO

オンページSEOとは、各ページごとの文章内容や見出し構成、キーワードの使い方などを最適化する取り組みです。
たとえば、クリニックの「内科」ページであれば、「風邪 診療」や「発熱 受診」などのキーワードを意識して自然に盛り込み、検索ニーズに応える内容を整えることが大切です。

テクニカルSEO

テクニカルSEOは、モバイル対応や常時SSL(https化)による安全性の確保などWebサイトの構造や技術的な部分を最適化し、Googleのクローラーに正しく情報を届けるための施策です。
技術的な施策は見えにくい部分ですが、検索エンジンからの正しい評価に直結する重要な要素です。

ユーザー行動

Googleは近年、ユーザーの行動指標もSEO評価に組み込んでいるとされています。
たとえば、ページの滞在時間やほかのページにも移動しているか等です。
クリニックサイトであれば、「診療科の紹介 → 医師紹介 → アクセスページへ」といった自然な導線をつくることで、ユーザーの満足度と行動を改善し、SEOにもプラスの影響が期待できます。

外部施策

外部施策とは、他のサイトからの評価やリンクによって、自分のサイトの信頼性を高めるSEO対策です。
その代表的な指標が、E-E-A-Tです。

E-E-A-T

E-E-A-Tとは「経験・専門性・権威性・信頼性」の頭文字を取ったもので、Googleが情報の信頼性を判断する重要な基準です。
とくに医療情報のように人の健康や命に関わる内容は、誰がどんな立場で発信しているのかが厳しく見られます。
クリニックのホームページでは、医師の経歴や所属学会を明記したり、専門知識に基づいた内容をわかりやすく伝えることで、信頼できる情報発信として評価されやすくなります。また、第三者のサイトから紹介されていたり、口コミなどで高く評価されていることも、信頼性を高める要素となります。

まとめ

SEO対策は、広告に頼らず長期的に患者様を集めるための有効な手段です。そのためには、サイト構造やコンテンツを整える「内部対策」と、外部からの評価を高める「外部対策」の両方を意識して取り組むことが重要です。
とくに医療系のWebサイトでは、信頼性や専門性が強く問われるため、クリニックならではの視点でSEOの基本を理解し、適切に対策することが成功への近道となります。SEOの基本を押さえたホームページ運用が、患者様との確かな接点を生み出します。

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