「Instagramの投稿は、あくまでアプリ内で見られるもの」
そのようにお考えの医療機関様も多いのではないでしょうか。
しかし近年、Instagramの投稿がGoogle検索結果に表示される事例が増加しています。
これにより、ホームページ中心だったWeb集患に加え、Instagramの投稿内容次第で検索経由の接点を増やせる環境が整いつつあります。
日々情報発信を行っていても、検索への活用を意識していなければ、本来得られるはずの患者様との接点を逃している可能も否定できません。
本記事では、Instagramの投稿が検索結果に表示される背景と、医療機関が今後押さえておきたい「InstagramとSEOを組み合わせた情報発信の考え方」について、できるだけわかりやすく解説していきます。
医療機関におけるInstagramとSEOの基本的な考え方
SEOとは「Search Engine Optimization」の略称で、検索結果に自院の情報を適切に表示させ、必要としている人に情報を届けるための取り組みを指します。
一般的にはホームページ対策を指すことが多いSEOですが、この考え方はInstagramにも応用できます。
Instagram内検索や関連表示において、投稿やアカウントが見つけられやすくなるよう工夫することが、InstagramにおけるSEO対策といえます。
具体的には、下記内容が、投稿の表示機会に影響するとされています。
- 投稿内容と関連性の高いハッシュタグ
- 複数枚で情報を整理できるカルーセル投稿
- プロフィールやアカウント設定
- 位置情報の設定
- リール動画の活用
検索エンジンとSNSでは仕組みは異なりますが、「必要な人に見てもらう」という目的は共通しています。
それぞれの特性を理解したうえで活用することが重要です。
医療機関でもInstagramのSEOが重要な理由
現在の情報発信では、ホームページだけでなくSNSを含めた複合的な対策が欠かせません。
医療機関がInstagramのSEOを意識すべき背景には、主に以下の理由があります。
若い世代の情報収集は、検索とSNSを併用する傾向がある
Z世代を中心とした若年層は、検索エンジンに加えてInstagramや動画SNSを日常的な情報収集として活用しています。
症状や医療機関選びにおいても、検索結果とSNSの両方を参考にするケースが増えています。
また、公式情報だけでなく、第三者目線の発信や分かりやすい説明が判断材料になることも少なくありません。
そのため、検索とSNSの両方で情報が届く状態を整えることが、信頼形成にもつながります。
フォロワー以外の患者層にも情報を届けられる
Instagramは、拡散性が高いSNSではないため、通常の投稿だけでは既存フォロワーへの発信に留まりがちです。
しかし、ハッシュタグ¥や検索を意識した投稿を行うことで、これまで接点のなかったユーザーにも投稿が表示される可能性が高まります。
結果として、認知向上だけでなく、新規患者様との接点創出にもつながります。
プロアカウントのInstagram投稿が検索結果に反映されるように
これまで、Google検索に表示されるInstagram投稿は、限られた条件下にあるアカウントのみが対象でした。
しかし、2025年7月10日の仕様変更により、18歳以上が運用するすべてのプロアカウント投稿が検索結果へ反映される仕組みに変わっています。
これにより、Instagramの投稿内容そのものが、検索経由で閲覧される機会が増え、医療機関の情報発信がより幅広い層へ届く可能性が生まれました。
ただし、投稿すれば必ず検索結果に表示されるわけではありません。
次に検索反映の条件と注意点を整理します。
Instagram投稿がGoogle検索に表示されるための条件
Instagramの投稿が検索結果に反映されるには、以下の条件を満たしている必要があります。
- アカウント所有者が18歳以上であること
- アカウントが公開設定になっていること
- プロアカウントを利用していること
これらを満たすことで、画像・動画・リール・カルーセル投稿などが、ハッシュタグや位置情報とともに検索結果へ表示される可能性が高まります。
なお、個人利用の非公開アカウントは対象外となるため、医療機関として運用する場合はプロアカウントへの切り替えが前提となります。
Instagramアカウントを公開設定にする方法
検索結果に反映される条件の一つが「公開アカウント」であることです。
ここでは、設定確認の流れを簡単にご紹介します。
検索表示を有効にする設定手順

- Instagram画面右上の三本線から「設定とアクティブ」を開く
-
「アカウントのプライバシー」を選択
-
「公開された写真や動画が検索エンジンの結果に表示されるのを許可する」をONにする
プロアカウントの場合、多くは初期設定で有効になっていますが、念のため一度確認しておくと安心です。
検索結果に表示させたくない場合
検索結果への表示を避けたい場合は、該当設定をOFFにする、もしくはアカウントを非公開にすることで対応可能です。
これにより、投稿内容は検索エンジン上には表示されなくなります。
検索を意識したInstagram投稿で押さえておきたいポイント
設定を整えるだけでは、十分な効果は得られません。
投稿内容そのものにも、いくつかの工夫が必要です。
患者目線の検索キーワードを意識した文章構成
診療内容や症状、地域名など、患者様が実際に検索しそうな言葉を自然に文章へ含めることが重要です。
プロフィール欄にも診療科目や地域情報を取り入れることで、検索との関連性が高まりやすくなります。
位置情報を設定し、地域性を明確にする
投稿に位置情報を追加することで、地域に関連した検索結果へ表示されやすくなります。
地域密着型の医療機関にとって、特に有効な設定といえるでしょう。
代替テキスト(ALT)を活用した情報補足
Instagramでは、画像に代替テキスト(ALTテキスト)を設定できます。
これは視覚障がいのある方への配慮だけでなく、検索エンジンが画像内容を理解する手助けにもなります。
画像の内容を簡潔な言葉で説明することで、ユーザーにも検索エンジンにも伝わりやすい投稿になります。
まとめ
2025年7月に行われた仕様変更により、Instagramのプロアカウント投稿は検索結果にも影響を与えるようになりました。
投稿文や位置情報、代替テキストなどを適切に整えることで、検索経由での情報接触の機会を広げることが可能です。
これから情報発信を強化したい医療機関様や、SNSの活用方法にお悩みの方は、Instagramを含めたSEOの視点をぜひ取り入れてみてください。

