「Googleマップでの検索結果に自院が表示されない」そんな悩みをお持ちではありませんか?
実はその原因、「NAP情報」がバラバラになっているせいかもしれません。
NAPとは、ビジネスの基本情報である「名称・住所・電話番号」のことで、MEO(ローカルSEO)対策の土台として非常に重要な要素です。
この記事では、クリニックがNAP情報を正しく統一すべき理由と、整備方法をわかりやすく解説します。
NAPとは?
NAPとは、ビジネスの基本情報である、下記の頭文字をとったものです。
- Name(名称)
- Address(住所)
- Phone number(電話番号)
インターネット上でビジネスが正しく認識され、ユーザーに見つけられるためには、この情報が一貫して正確であることが不可欠です。
なぜNAPが重要なのか?
MEO(ローカルSEO)上の評価指標
Googleをはじめとする検索エンジンでは、NAPの整合性を重要なランキング要素としています。
複数のサイトやディレクトリでビジネス情報が同じであれば、検索エンジンから信頼を獲得しやすくなります。
ユーザーの信頼獲得
ユーザーは、異なる情報に遭遇すると「このクリニック、大丈夫かな?」という不信感を抱きます。
実際、「間違ったデータがあるとブランドへの信頼が損なわれる」という調査結果も存在しています。
NAPとMEO(地図エンジン最適化)との関係
MEO(Map Engine Optimization)は地図検索エンジン上での上位表示を目指す施策で、NAPの統一はその基礎となります。
たとえば「大阪市 小児科」と検索した際に、Googleマップの上位3件に表示されれば大きな集客効果が期待できます。
これにはNAPの整合性が極めて重要です。
NAPの統一方法と注意点
基準NAPを設定
正式名称(法人名等)、住所(漢字・全角/半角)、電話番号(固定/携帯)を明確に決めます。
ひらがな、カタカナ、漢字や半角、全角、スペースなどもすべて統一しておきましょう。
表記ゆれへの注意
Googleは多少のフォーマット違いを吸収できますが、NAP情報が一致しない場合、異なるビジネスとして認識されてしまう可能性があります。
具体的な例を下記でご紹介します。
正式名称と短縮
住所の表記
半角と全角
他にも記号の半角と全角や、スペースにも注意して表記を統一させましょう。
正確で統一された表記を用いることで、Googleも人も混乱しにくくなります。
Googleビジネスプロフィールに登録
先ほど決めた正式名称で記入します。
表記を統一することで、検索アルゴリズムに信頼されやすい情報源となります。
他媒体と整合させる
自社サイト、SNS、医療ポータル、求人サイトなど、記載するすべての媒体で表記をそろえましょう。
NAP情報を掲載している媒体をリスト化し、移転や電話番号変更時、定期チェック(半年ごとなど)の際に、情報を整理・修正します
まとめ:NAPはMEO対策の土台
正確性と一貫性を兼ね備えたNAP情報は、MEO対策の土台です。
特に医療機関のように実店舗への誘導が目的の場合、情報の微差が検索順位や集客力、ユーザー信頼に直接影響します。
不一致リスクへの対応、チェック体制の整備などで、NAPの品質を高めると集患力アップや地域での信頼向上に繋がります。