【初心者必見】2025年版!GA4で最低限見るべき指標6選

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2025.05.01

【初心者必見】2025年版!GA4で最低限見るべき指標6選

【初心者必見】2025年版!GA4で最低限見るべき指標6選

GoogleアナリティクスがGA4へ完全移行してから、すでに多くの人が新しい操作画面やレポート仕様に戸惑っているのではないでしょうか。
特にこれから分析を始める初心者の方にとっては、「どの数字を見ればいいの?」「ユニバーサルアナリティクスと何が違うの?」と疑問だらけかもしれません。

この記事では、2025年の最新仕様に合わせて、GA4で「これだけは押さえておきたい」という基本の指標を6つに厳選してご紹介します。
「アクセス解析って難しそう...」という方でも、最低限のポイントを押さえれば、サイト改善や施策の効果測定にしっかり活かせます。

ぜひ、この記事を参考に、GA4の基本的な見方をマスターしていきましょう!

GA4(Google アナリティクス 4)とは

GA4(Google Analytics 4)は、Googleが提供する最新のウェブ解析ツールです。
従来のUA(ユニバーサルアナリティクス)は2024年7月1日以降完全に廃止され、それ以降のデータ収集はGA4でしか行えなくなっています。
特にユーザーの行動やエンゲージメントに焦点を当てた新しい測定方法を提供しており、WEBとアプリの両方のデータを一元的に管理できる点が特徴です。
これにより、クロスプラットフォームでのユーザー行動をより詳細に追跡でき、マーケティング施策やコンテンツ戦略をより効率的に改善することが可能になります。

GA4で最低限見るべき指標

GA4には、さまざまなデータ項目が用意されていますが、最初からすべてを把握しようとすると混乱してしまいがちです。
そこで重要なのは、「まずどの指標を見ればいいのか」を明確にしておくこと。

ここでは、初心者でも迷わず活用できる、最低限チェックしておきたい基本指標を6つ紹介します。
これらを押さえておくだけでも、サイトの現状や改善ポイントをしっかりと把握できるようになります。

  • ユーザー
  • 流入経路
  • セッション
  • 表示回数
  • エンゲージメント
  • 離脱率

ユーザー

GA4には、4種類のユーザー指標があります。

  • アクティブユーザー:「10秒以上サイトを閲覧する」等の条件を満たしたユーザーです。
    GA4のレポート上で、「ユーザー」という名称で表示される指標もこのアクティブユーザーを意味します。

  • 総ユーザー数:総ユーザー数は、その期間中にサイトやアプリを訪れたすべての人の数です。
    たとえ短時間しか見なかった人でもカウントされます。アクティブユーザーとの違いは、操作があったかどうかに関係なく、訪れただけでも含まれるという点です。

  • 新規ユーザー:新規ユーザーは、そのサイトやアプリを初めて訪れた人のことです。
    広告や検索などを通じて、初めてアクセスしてくれた人がどれくらいいるかを知るために使います。

  • リピーター:リピーターは、過去に一度でも訪問したことがあり、今回また戻ってきてくれた人のことです。
    リピーターが多いということは、サイトやアプリの内容に満足して再訪してくれていると考えられます。

このように、GA4ではユーザーをいくつかの視点で分けて見ることができます。アクティブユーザーと総ユーザー数の違いや、新規ユーザーとリピーターの比率を知ることで、改善のヒントが見えてきます。

これらは、ホーム画面にあるグラフ内の三角ボタンから、ユーザー内の項目を選択することで見ることができます。

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流入経路

流入経路とは、ユーザーがどこからあなたのサイトやアプリに訪れたのかを示す情報です。

たとえば、Google検索から来たのか、SNSから来たのか、あるいはメールのリンクから来たのか、これらを把握することで、どの集客手段が効果的かを知ることができます。

GA4では、この流入経路に関する情報を「トラフィックソース」と呼び、次に紹介するいくつかの視点で分類してレポートしています。
これらは、左メニューの「レポート」→「ライフサイクル」→「集客」→「トラフィック獲得」から確認でき、トラフィックソース名の横にある三角形をクリックすると、項目を選択できます。

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デフォルトチャネル

ユーザーの流入元を大きなカテゴリで分類したものです。代表的なチャネルには以下があります。

  • Organic Search(自然検索):GoogleやYahoo!などの検索エンジンから
  • Direct(直接アクセス):URLを直接入力したり、ブックマークからの訪問
  • Paid Search(広告検索):Google広告などの有料検索広告から
  • Social(ソーシャル):Twitter(X)、Instagram、FacebookなどのSNSから
  • Email(メール):メルマガやキャンペーンメールなどから
  • Referral(参照):他のWebサイトに貼られたリンクから

メディア

より細かい流入の「種類」を表します。

  • organic(自然検索)
  • cpc(クリック課金型広告)
  • referral(参照リンク)

参照元

googleやyahooなど、実際の流入元のドメインやサービス名です。セッションの参照元/メディアを選択すると、「facebook.com / referral」や「google / organic」など流入経路が特定されます。

セッション

セッションとは、ユーザーがあなたのサイトやアプリを訪れてから、離脱するまでの一連の行動のことを指します。たとえば、ユーザーがあるページを開き、他のページを見たり、ボタンをクリックしたりして、最後にサイトを離れるまでが1セッションです。

GA4では、ユーザーの行動が始まると自動的に「セッション開始イベント(session_start)」が記録されます。そして、一定時間ユーザーの操作がなかった場合(30分間が初期設定)、セッションは終了します。

 セッション数も、左メニューのトラフィック獲得から確認できます。複数デバイスのユーザーを統合して計測するというGA4の特徴を活かし、より正確なセッションデータを取得することが可能です。

セッション数を見ることで、「どれくらいの回数ユーザーが訪問しているか」を知ることができます。ユーザー数と合わせて分析することで、「1人のユーザーが何度訪れているか」「訪問あたりの行動量はどのくらいか」など、サイトの利用状況を具体的に把握できます。
また、データの期間やフィルタリング設定を調整し、特定のタイミングやキャンペーンとの関連性を確認すると理解が深まるでしょう。

表示回数

表示回数とは、コンテンツがユーザーの画面に表示された回数のことを指します。
セッション数とは異なり、1人のユーザーが同じページを何度見ても、それぞれ1回ずつカウントされるため、「どのページがよく見られているか」を把握するために使います。

表示回数は、「レポート」→「ライフサイクル」→「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」から確認できます。

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エンゲージメント

「エンゲージメント」とは、ユーザーがあなたのWebサイトやアプリにどれくらい関心を持って積極的に行動したかを示す指標です。
ただページを開いただけではなく、しっかり中身を見てくれたか、何か操作をしてくれたかを測ることで、サイトやコンテンツの"質"を把握することができます。

エンゲージメントは「レポート」→「ライフサイクル」→「集客」→「トラフィック獲得」から確認できます。

エンゲージメントセッション数は、一定時間以上サイトを見たり、スクロールやクリックなどの「何らかの行動」をしたセッションの数です。

平均エンゲージメント時間は、1回のセッションでユーザーがどれだけの時間サイトを真剣に見ていたかの平均値です。
つまり、関心を持って読んでくれているかを判断する目安になります。

エンゲージメント率は、「全セッションのうち、どれくらいがエンゲージメントされたか」を割合で示したものです。

エンゲージメント率が高ければ、そのページの内容はユーザーにとって価値がある可能性が高いです。
SNS経由と検索エンジン経由で、エンゲージメント率に差があれば、集客チャネルの見直しにも役立ちます。ユーザーがどれだけ興味を持ち、どんな行動をしてくれているのかを知ることで、コンテンツの改善やサイト運営のヒントを得ることができます。

離脱率

「離脱率」とは、ユーザーがあるページを見たあと、そこでサイトから離れてしまった割合のことです。
言いかえると、「そのページを最後に見て、帰ってしまった人がどれくらいいたか」を示す指標です。
GA4では「離脱率」という項目は直接表示されていませんが、「離脱数」と「表示回数」を用いて離脱率を読み取ることができます。

GA4で離脱率を確認する方法

左メニューから「探索」を選択

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自由形式を選択

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ディメンションの+から、「ページタイトルとスクリーン名」、「セッションの参照元」にチェックを入れて確認ボタンを押す

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指標の+から、「離脱数」、「表示回数」にチェックを入れて確認ボタンを押す

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そうして表示された数値で次の計算を行うと、離脱率を確認することができます。

離脱率=離脱数÷表示回数×100

まとめ

GA4では、ユーザーの行動やウェブサイトのパフォーマンスを理解するために、さまざまな指標を活用できます。しかし、最初はすべてを追うのではなく、最低限押さえておくべき指標を把握することが大切です。

  • ユーザー数やセッション数でサイトの訪問状況を確認し、どれだけの人がサイトに来ているかを把握します。
  • エンゲージメント率や平均エンゲージメント時間をチェックすることで、ユーザーがサイトでどれだけ関心を持ち、滞在しているかが分かります。
  • 流入経路や表示回数を見て、どのチャネルやページが最も効果的であるかを特定します。
  • 離脱率や直帰率などで、ユーザーがどのタイミングでサイトを離れているかを理解し、改善点を見つけます。

これらの指標を組み合わせて活用することで、サイトの課題や改善点を明確にし、より効果的な戦略を立てることができます。GA4を最大限に活用し、データに基づいた改善を進めましょう。

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